Laravelの開発環境構築
<Windows10での構築を想定>
Laravelを使うには、PHPとComposerが必要です。
ComposerとはPHPの依存管理ツールです。
なので、まずはPHPをインストールします。
PHPをインストールする
PHPはこちらのサイトからダウンロードできます。
PHP Downloads
注意する点としては、
Laravel 5.6:PHP >= 7.1.3
Laravel 5.4:PHP >= 5.6.4
と、Laravelのバージョンによって、PHPのバージョンの要件が異なります。
Windowsの場合、
使いたいLaravelのバージョンにあった、PHPのバージョンのWindows downloadsの箇所をクリックします。

Windows downloadsの箇所をクリックすると、さらに、4種類ありますが、
Thread Safeを選択
Windows 32bit版の場合:x86を選択
Windows 64bit版の場合:x64を選択
します。

Zipファイルをダウンロードし解凍します。
php-7.x.x-Win32-VC15-x64
フォルダ名が、のような少し長い名前になっているので、適当に
php-7.x.x
のようなすっきりした名前に変更します。
これを Cドライブの直下にコピーします。
次に、環境変数の設定をし、 php.exeにPathを通しておきます。
このように環境変数の設定画面を起動します。

環境変数ボタンを押します。

上の方の編集ボタンを押します。

phpのパスを設定します。

環境変数の設定が完了したら、
以下のコマンドでバージョンが表示されればOKです。
php -v
(一旦、PCを再起動する必要があるかも?)
なお、以下のエラーが出ましたが、

その場合、
Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC
ここから、
vc_redist.x64.exe
を入手して、実行したら無事にphpのバージョン表示できました。
Composerをインストールする
次はComposerをインストールします。
Windowsの場合、Composerはこちらのサイトの「Composer-Setup.exe」の箇所をクリックするとSetup.exeがダウンロードできます。
Installation - Windows#
Setup.exeを実行すると、PHPの場所を聞かれるので、上記でインストールしたphp.exeの場所を指定します。

以下のコマンドでバージョンが表示されればOKです。
compser -v
MySQLをインストールする
Laravelでデータベースを使えるように、ついでにMySQLもインストールしておきます。
MySQLはこちらのサイトからダウンロードできます。
MySQL Comunity DOWNLOADS
Community -> MySQL on Windows -> MySQL Installerを選択します。

最新版のMySQLが表示されています。
古いバージョンのMySQLをインストールしたい場合は、
Looking for previous GA version?の箇所をクリックしてください。
x86 32bit版しか選択できませんが、x64 64bit版でも動作します。

インストーラをダウンロードして、セットアップを行います。
インストールを進めていくと、このような画面が表示されました。

どうやら、Visual StudioとPythonがインストールされていないといけないようです。
なので、一旦キャンセルして、先に Visual StudioとPythonを
インストールします。
Laravelをインストールする
Laraveをインストールしたい場所に移動して、以下のコマンドを実行します。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel [プロジェクト名] "[バージョン]"
例)composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog "5.6.*"
インストールが完了したら、作成したプロジェクトの場所に移動して、以下のコマンドを実行します。
php artisan serve
コマンドプロンプトに以下が表示されるので、
Laravel development server started: <http://127.0.0.1:8000>
ブラウザーでローカルホスト
http://127.0.0.1:8000
にアクセスします。